これだけの強力なバンドサウンドの中でも、島のギターは埋もれることなくバッキングからソロまで非常に抜けが良い。
ギターの音作りでヌケが悪くて悩んでいる方は、ぜひこの音を生で聞くべきである。
MCをはさみ、荘厳なパイプオルガンのSEからいよいよ今夜の主旨である”現メンバーでの1stアルバム「Frandments Of The Moon」完全再現”へと突入してゆく!
"ALONE IN PARADISE"はまさにアルバムのオープニング曲にふさわしいスピードナンバーで、思わずコピーに挑戦してみたくなるフックの効いたリフが印象的。メロディアスな強いサビでがっちり掴みながら中間部で転調してギターソロ、キーボードソロ、さらに展開してソロへという3段構成が見事に炸裂する初期を代表する名曲だ。
そしてアルバム通り2曲目の"RUN TO THE SKY"へとなだれこむ!キャッチーなサビのコーラスワークも抜群である。
特筆すべきはギターソロの後半部分で、島はトレモロバーを駆使したクリーミーなソロを披露。速弾きばかりが注目されがちだが、このような色気は一朝一夕で出せるものではない。
そして井上&島のコーラスから始まる"CRY FOR FREEDOM"へ。
CONCERTO MOONは島を中心にコーラスワークもかなりがっちりおり、全く隙がない。
この曲では島のフロントピックアップを使ったブルージーなソロを堪能させてもらった。
ここで島は最新ギターである黒にメイプル指板のモデルに持ち替え、"HOLY CHILD"へ。
メインのローズ指板に比べてこの黒はメイプル指板なのでハイエンドに伸びのある音が特徴だ。
基本的にアンプのセッティングは同じなので、ギター本来のトーンニュアンスの違いをそのまま楽しむことができる。
このバラードでは井上の表現力の高さがひときわ輝いていた。
島はワウを使って情感たっぷりなソロを披露し、ボリュームを絞ってのクランチーなソロからドラマチックな展開で
"HOLD ON(TO FEELING)"へなだれこんだ!
会場は一気に「オイオイ!」の大合唱!ヘドバンの嵐である!
ここで島は再びメインギターに持ち替え、"MIDWINTER NIGHT"がスタート。
この激へヴィーシャッフルチューンではギターとベースの超絶ユニゾンなど熱いプレイが満載だった。
そして"OVER THE CENTURY"へ。
広大な世界観を持つこの大曲には中間部で激プログレッシブな迷宮が用意されている。キーボードとギターがソロを繰り返しながら怒濤の展開を見せ、時にブルージーに、時にフラッシーに変幻自在の音世界を堪能させてもらった。
続いて島のインスピレーションギターソロが始まった。
4弦Dをこれでもか!というほどしばき倒し、会場中を沸かせるホットでフラッシーなプレイを思うままぶっ放してくれた後、おもむろに"TAKE YOU TO THE MOON"のイントロリフを弾き始めるとフロアは大歓声とともにヘドバンの渦に巻き込まれた!
ソロでの圧巻の光速フルピッキングから情熱的なパッセージへと続き、ほとばしるような叙情のメロディが会場を包む。小池の流れるようなキーボードソロがそれに続き楽曲はさらにクライマックスへと上昇してゆく!
圧巻のド迫力で締めくくられた。
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